ギター、アドリブ・レッスン Zoom

『レッスン毎にステラがどんどん身近な存在になっていくことを実感していました。 』

お名前   Mr.TA  年齢  50 代
学校 / ご職業   会社員   お住まい  
受講レッスン Stella by starlight プログラム 専攻 ギター
音楽歴、音楽活動等 ギター歴40年 sonic受講歴(コード系、Improvisation、イヤートレーニング
1)どんなに難しそうな曲でも正確に解読出来さえすれば
    「必ず楽に弾けるに決まっている」 という姿勢を必然の順に学んで頂きました。

    結果、曲を通して人の真似やあらかじめ用意したフレーズを使うことなく
    この曲のストーリーの主人公となり、自分の人生観を擦り合わせながら
   自由奔放に「自分の存在」をアピールするべく創作脳が働く様に仕上がりました。

   選ばれた曲がStellaと聞き、
   この曲は多くの事が学べるのでとても良いチョイスである事をお話ししました。
   sonicとしては事を慎重に細かく分けてご自身が深く感じ取れる様に
   少しずつその音楽の幅を広めて行ける様に管理する事に神経を使いました。
   一連のStellaに対する体感学習の仕方は如何でしたでしょうか?


通常のレッスンで見られるような、
曲全体を通したアドリブ練習の繰り返しでお茶を濁すアプローチとは
全く次元の違うものです。SONICでは、まず

メロディ、ベース、変化音、Key Shiftを完全に把握した(曲を解読した)状態で、
1)スケール2)モチーフの加工3)メロディ創作(アドリブ)を繰り返し練習します。

それも最初から一曲を通してplayするのではなく、
ストーリー性に応じ曲を細分化し、
その部分にあえて限定して1)~3)を繰り返し練習します。
箇所毎の曲における位置づけがよく把握できますし、
メロディ、ベース、変化音を
抱き合わせで身体で覚えることができます

祝!良かったですね。

また苦手な部分を一切残さないことにもつながります。

祝!出来ない箇所と理由をリアルタイムで指摘し出来るまで反復訓練します。

苦手な部分が少しでもあると、
アドリブ演奏はそこでストーリーが分断されてしまいますので。

です。徹底的にやり尽くすと不安が消え真の自由を実感する事が出来ます。

この細分化アプローチを曲全体にわたって練習した後に初めて、
一曲のアドリブとして統合させる。。

計画的に忍耐強く出来る範囲を積み上げて行く内に記憶に深く刻まれます。

これがまさしくSONICならではのもので、
わたくし自身が求め続けてきたアドリブ習得の方法論です。

曲は呼吸の様に短かなメロディーが流れる様につづられています。
短かなメロディーだけでも十分に堪能でき深く感じ入る至福を先ず味わう
ことがその作者の心の流れをより深く感じ取れる事に繋がります。

フレーズごとに深く深く自分の人生観と擦り合わせる作業です。
次第にストーリーの移り変わりも深く感じ取る事が出来る様になります。

最初から全部をやろうとして早いフレーズが弾けるだけを求めて行くと
結果、どれも印象が浅く、仕舞に自分がどこにいるのか?
ロストする現象はこの表面上の希薄な記憶が大きな原因となります。
先を急ぎ焦って弾けば弾くほどその曲から遠ざかります。


以前はステラを難曲と感じていましたが、レッスン毎に
ステラがどんどん身近な存在になっていくことを実感していました。

=良かったですね!祝!!!
作曲家の心のストーリーが読めると自分の人生観と擦り合す事が出来ます
譜面を見ながら弾くレベルでは曲を第三者の他人事ですが、
ストーリーが読めると自分がその主人公になれる事を実感された証拠ですね。


2)人の曲を演奏する場合、最も重要な事は、演奏する前の心の持ち方、
つまり作曲家がその曲を生む瞬間の閃きのモチベーションと
同じモチベーションに自分がいる事が演奏の良し悪しを決めます。
この曲が良い例です。どうお感じになられましたか?

作曲者が曲を生む瞬間のモチベーションに
思いを馳せるというアプローチをするようになったのは
今回が初めてといっても過言ではありません。
=殆どの人がコード進行から入ろうとします。私も以前はそうでした。。
するとどの曲もそのコード進行を目にすると同じアドリブになってしまう。。
焦燥感に駆られたところから先ず、アカデミックに教わった全ての知識を捨て
正面から自分の心と音感で感じ取る努力をし始めました。。

やはり名曲や名演奏は琴線に触れます。それは知識で考えるものとは
無縁な事を少しずつ悟り始めた事がきっかけでsonicが体系化されました。


以前はどうしても覚えたフレーズの引き出しから思い出しながら
アドリブフレーズを組み立てていくというアプローチでした。
それが安全で安心できる方法だと思い込んでいました。
=私のBerklee卒の頃と同じですね、
ただただ知識と小手先でその場を切り抜けようとする。
そのレベルの「安全で安心できる方法」は守りの姿勢ですね、
創作脳が全て閉ざされ墓穴を掘ります。
自由にアドリブするには先ず、どう振る舞っても絶対にエラーしないだけの
縦横無尽なスケール練習が必須です。これを徹底して行うと
どこからでも閃いた通り縦横無尽に弾けるという自信を獲得できるので
そのレベルに達すると自身の行動を初めて安心して信じる事が出来始めます
自信は心の余裕を生み創作脳が開かれ発想や閃きが湧き始めます。
このレベルに来て初めて真の自由が得られるので常に新しいフレーズを生む
エネルギーが湧き出します。守りの姿勢とは真逆なレベル迄を誘います。

受講前レベルの「安心」の概念では心を奏でる音楽が出来ていない訳です。


またアドリブする際にはリードシートを目の前に置き、 コードネームを
「ガン見」しながら、アドリブするということをいつも繰り返していました。
=sonicの手順で訓練すると譜面を見ずに演奏が出来る様になります。
それが本来の音楽する姿ですね、祝!


このやり方だといわゆる「はずれた音」を出さずコード進行にあわせて
アドリブすることには上達するかもしれませんが、
インプロビゼーションの本質からは全く離れたアプローチであると
言わざるを得ません。
=そうですね、
曲のストーリーが醸し出す「モチベーションの高さ」を自分でコントロール
出来る様になると譜面が邪魔になり「はずれる」という恐怖感すら消失します。
結果、最後の録音の様に
曲の中で自由に振る舞える事に夢中になってしまいますね、祝!!!


今回のステラの集中特訓のおかげで、
教則本やフレーズ集、コピーで覚えたフレーズに頼らずとも
その場で思い浮かんだ発想、音の断片、モチーフを切り口に
アドリブを展開させるやり方が怖くなくなったどころか、
そのやり方の方が断然楽しくなりました。

=祝!楽しくなって良かったですね。
音楽は楽しめないと本来の至福はそこにあります。
人のフレーズは、その人だから良かった訳で、それを真似る事自体、
自分で自分の存在を否定する事に繋がりますので
本来は誰もがそうしたくないと思いますが、この様に上手くなりたい一心で
情熱をもって正確な手順を努力して踏まない限り
曲の中で自分の存在を自由にアピールする事は不可能な訳です。祝!!!
ギターの場合、左手で抑える指板上に様々な音が配置されていますが、
それらが絵を描くときのパレットと見立て
パレット上の絵具という絵具を組み合わせながらほしい色を創り出すように
アドリブをplayするという境地を体験することができました。

=な~るほど、ギターならではの体験談ですね、祝!!!

3)人の曲で演奏させて頂く時に最も大切な事は、
その曲を使って自分をアピールさせて頂く訳で、有難く、
そして何故その曲を選んだか?
という事を省みるとその曲が無いとその「曲のストーリーを選んだ自分」
をアピールする事が出来ない訳ですから、
演奏する前に
作曲家とその曲を深く尊敬する念を持ち続ける事が大切になります。
その点についてどう思われますか?
正直なところ、これまでJazzを学習する中で、
作曲家とその曲を深く尊敬する念を持つという姿勢ではありませんでした。
=そうですね、
気が付く人、気が付かずにいる人、それぞれに歩む道が違います。


メロディはいつでも弾ける(簡単だ)と軽視し、
ただひたすらコードネームを追いかけて、覚えたフレーズを
あてはめながらアドリブをしようとしていました。
=メロディーにその作者の想いの全てが込められています。
コードネームは結果として記録されたもので、
それが長い小節にわたって役目を果たすものか、断片的に使われたものか?は
メロディーを正しく読めて、自身で唄えて、初めて判る2次的なものです。


その結果、メロディを弾く際に完全に身体で覚えていないためミストーンを出す

=日常会話でも同じで
その空気感やそれまでの話の流れが読めていないと話に加われませんね、
それと同じです。覚えるというよりも、
むしろそのストーリーに自分も加わる。といった事で、
その段になると場違いな事は自然と言わなくなりますね。


(これでは聴き手はのっけから幻滅しますね、
リードシートという視覚情報を「ガン見」して一小節毎にフレーズを考える。。。
といった有様でした。
=先ず、小節ごとのコード進行だけを「ガン見」して、
しかも感じるよりも考えながら弾くと
そもそものメロディーはどこかに意識が飛んでしまいますね、
結果、気持ちの流れが失われます。

そして、どの曲を弾いてもそのコード進行が来ると同じフレーズ、
弾きやすいフレーズへと守りの姿勢になり創作脳は閉ざされ、
どれを弾いても結局同じプレーしか出来なくなります。

sonicでは如何に早く譜面から離れる事が出来るか?を修得します。

作曲者への敬意があればこのような姿勢にはなりません。

=そう思います。
例えば、2つの違う作者の曲を演奏するならば当然、
2人の人生を背負った証を再現する行為をしようとしている訳ですから、
それぞれの方々がその時代に生きた生き様を先ず、尊重そして尊敬できてこそ
曲を借りて演奏させて頂く事が出来るのだと思います。

ですから、
その人の心のストーリー・時代に生きた証を解き明かす事が演奏する前に必要で
根気強く努力して解読する過程でを経て初めて
閃きの宝物を探し当てられた時に驚きと興奮があります。初めて身に染みて
その曲の存在価値と共に敬意の念が自然に湧いて来るのだと思います。


メロディを大切にし、曲のできた背景や歌詞にフォーカスし、
そこから発想することを心掛けていくとまず視覚情報に依存しなくなりました。
=そうですね、
心のストーリーが読める様になると視覚的な情報が要らなくなります。
市販されている譜面はその表記の仕方に誤りの部分が多々あります。
100%譜面ばかりを見て演奏に走らずに、
ベースラインとメロディーラインを感性で聴き自然に唄えるところが真実です。
すると譜面の調号や臨時記号の表記の誤りが判ります。


瞬間的に思い浮かんだ音、音の断片、フレーズの原型のようなものがあって、
それを大事に展開させていくというアプローチに変わりました。
=祝!
曲の生まれた時に記録されたストーリー所以の結果的な条件範囲を明らかにします。
それは五線譜ではなく
頭の中に発想された時間の流れと共に点在するポイントに集約出来ます。

更に音楽につきものの時間の流れを絵画の様に
初めから結末までを一望できるsonicのマッピング技術を修得すると、
作曲家と同じ発想マッピングを自分の脳に記憶する事が出来るので、
その曲の持つ独自の条件範囲内で
自由に振る舞える為の正確な手順を追って訓練して今回の様に仕上がりました。

一旦マッピングを修得するとその使い勝手の良さから
当たり前の様に習慣化されてしまうので
ご当人はそのマッピングが出来ていたからこそ
Stellaがこの短期間で出来た事さえも当たり前の様に感じてしまっていますね、
それで良いと思います。祝!!!


そして、仮に煮詰まったような状況になったとしても、またロストしそうに
なったとしてもメロディに立ち返ることで破綻することはなくなりました。

=はい。
メロディーはその曲の生みの親ですので当たり前と言えば当たり前です。
メロディーが良き道しるべになってくれます。何をやっていても
頭の中にオリジナルのメロディーが鳴っている様に訓練しました。


4)この様に、作曲家の心のストーリーと自分の人生観を摺合せ、
その曲を演奏する必然性が持ち続けられる様に努力すると初めて
自分の心から湧き出でる音楽が奏でられます。
最後の仕上げの演奏録音は創作脳全開でとても魅了的でした。
どの曲もそうであって欲しいと感じました祝!
何かエピソードがありましたらお教えください。

ステラの場合は、
映画”呪われた家(Uninvited)”を観たこともplayする上で影響していると感じます。
劇中、幽霊屋敷に住むことになった主人公の作曲家が
ステラの前でStella by starlightをピアノで弾く場面 があります。
夜、屋敷の窓があいている部屋に風が吹いてきてカーテンが大きく揺れている。。。
幽霊がそこにいるかもしれない。。。
そういう清冽さと不気味が同居しているような妖しい雰囲気の中で
あの曲がロマンチックに演奏されます。 ステラをplayするときには、
いつも頭の中でそこはかとなくその場面が流れているような感じです。

=人それぞれ、
演奏する以前のその曲をやるに至る心の持ち様でプレーの良し悪しが決まります。


5)とても深い曲をお選び頂けて遣り甲斐がありました。「ご自身から湧き出でる」
素晴らしいが聴けて感無量でした。とても嬉しく思います。
このレベルまで来るとコードネームには意味が無い事がお解り頂けたと思います。
何か発見やエピソードがありましたらお教えください。

上記のようなことを考えるようになると、黒本のリードシートをガン見しながら
適当にセッションするというアプローチはもうできなくなり、

=上記のレベル迄達した人が集まってやるセッションと、
アマチュアの方々が好む、ただただ音数を多く弾きたいタイプのセッション、
どちらもあります。あとは自分次第です。自分は何を音楽したいか?
アドリブは 「自分の存在の証」 ここがぶれない様に訓練しました。

一つ一つの曲ととことん「仲良く」なろうという姿勢に変わりました。
ボーカリストなら当たり前のことかもしれません。 ギターという楽器の特性上、
視覚情報を頼りにするとある程度は楽に弾けるという側面がありますが
その弊害もまた大きいと今回あらためて実感しました。
=楽器の特性はそれぞれあり、更にはリスナーには全く関係のない事です。
特性には関係が無くその人が何を音楽しているか?していないか?
聴く人が聴けば2秒ほどで判ります。具体的に言えば、
奏でる音がテンポとピッチだけの2次元か?それとも
奥域=本人の情緒が化身となった3次元か?
音が情緒を含むアーティスティックな3次元で聴こえてくれば
人の琴線に触れる事が出来ます。


コードネームに意味はないと言い切れるほど思い上がっていませんが、

=感想メールのやりとりでも話題になったマイケルブレッカーの名言
「コードネーム自体には意味が無い」正にその通りだと思います。
実際sonicのマッピングにはコードネームが存在しません。

ただの文字情報ですから。
作曲家の創作脳のマッピングは時間の流れとドットの位置に集約出来ます。
ストーリーが正確に読めて、唄える様になると
コード名で記憶していない分状況に応じてフレキシブルに、
ヴォーカルなどの喉の事情で唄うキーが変わろうと直ぐに対応が出来、
更に逆にコード名を変換して紙に書き移す事も楽に出来る様になります。

逆にコード名で覚えてしまうと
後の応用が効かないので不便極まりない事を知る事になります。


コードネームを追いかける縦割りのアプローチを脱して、
作曲者の思いがこめられたメロディ、ベース、そして曲のポイントを
これからも大事にしながらplayすることを心掛けていきます。

=ですね、問題は中身です。
心の位置付け。
作者の発想したモチベーションの高さを正確に見つけ当てる事に細心の注意を払いさえ
すれば、どんなに難曲と言われる曲でも、その原点たる
原始的な閃きの高さを正確に見据える事が出来ると難曲と言われた曲も楽に見えます。
これこそが音楽。つまり 「音」 を 「楽しむ」
演奏家のあるべく姿勢を曲を通してお伝えしたプログラムでした。祝!


6)自身の情緒が曲に反映された時の快感についてお聞かせください。
playしながら、自分でYeah!と声を出してみたい気持ち。
自分のソロを奏でているという高揚感、
時にはカタルシスのような 浄化されるような感情が訪れます。
「いやなことなど忘れる」感じ
「音楽をやっていてよかった」という感じが近いと思います。

=良かったですね、
ご本人の音楽に抱く情熱と努力の結晶だと思います。とても嬉しく思います。祝!!


7)コストパフォーマンスは如何でしたでしょうか?


言うまでもなくSONICのプログラムは「安物」ではありません。
SONICで学ぶことを自分独自で開発することの困難さ(不可能さ)、
他で学ぶことは決してできないOne and onlyなプログラムであることを考えると
非常に高いコストパフォーマンスであると思います。

=ありがとうございます。
プログラムを信じて夢中になって頂ける方にはこちらも夢中になれます。祝!


8)コーチについての印象は如何でしたでしょうか?


仙人のような、歳をとらない、どこまでも謎めいた人物(笑)
とてつもなく素晴らしい「耳」をお持ちで、
言葉を話すように音楽を奏でることができる人。

=ありがとうございます。
コーチする上でリアルタイムに音を指摘しその良し悪しの原因を伝えられる事が必須で
ネイティブな移動ド相対音感がそこで役に立っています。
レッスンしている時はお互いに既成概念の無い「冒険心と好奇心いっぱいな子供の心」
で夢中になれた事が何よりもの至福でした。祝!


貴重な体験談有難うございました。 沢村